安田君への処分解除の「補導面談」~蔓延る役員会への忖度
12月1日、新体制下3回目の面談が実施されました。職員のビラまき妨害への抗議が理由で2018年2月に無期停学処分を受けた安田淳敏に対する、復学に向けた「補導面談」です。
実は、この面談は学術会議への任命を拒否された芦名定道教授(文学部副学部長)が担当しています。芦名氏は、安田の復学に向けた働きかけについて、学部内の意思一致がまだできていないと明かしました。
一方で、安田が「学生・市民・教員の実力による処分撤回」を訴えていることに対して、芦名氏は「具体的な展望があるのか」などと問いただしてきました。「停学5月」を上申した学部当局の責任者として、これほどふざけた態度はありません。
許しがたいことに、芦名氏は安田の自治活動における「ポジション」などを聞き出そうとしてきました。「そういったことも停学の解除にかかわる」というのです。もし当局がそのような仕方で判断を下すならそれ自体が筋違いですし、「復学」を人質に学生から情報を引き出そうとうすることは極めて卑劣な行為です。
そもそも芦名氏は安田が処分されたことの是非について、いまだにこれといった見解を示していません。そこの立場性を曖昧にしたまま「復学への道筋」を論じること自体が不毛です。
反戦運動に名を連ねて菅政権に目をつけられた芦名氏も、大学の中では役員会に忖度しているのです。処分を撤回する力も反戦を貫く力も我々の現場での不屈の闘いにこそあります。
(中執・安田)
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