「京大学生処分撤回・阻止 12月緊急集会」への弾圧を許さない声明
2020年12月10日
京都大学全学学生自治会同学会中央執行委員会
私たちは、本日開かれる「京大学生処分撤回・阻止 12月緊急集会」の集会趣旨に賛同するとともに、この集会に対して告示第5号を発し弾圧する意思を立場を表明する京都大学当局に強く抗議します。
京都大学当局の主張する「学内ルールを無視した迷惑行為」や「教職員への人権侵害行為」に何ら正当性はありません。拡声器を使った宣伝やキャンパスでの集会は、京都大学において歴史的に認められてきた権利であり、同時に表現の自由として当然認められるべき権利です。そもそも、この数年間、表現の自由を侵害し、暴力的な弾圧や学生処分によって人権を侵害してきたのは京都大学当局の方です。本日の集会に対して教職員を動員した弾圧を行わないよう求めます。
また、告示において京都大学当局は「法的措置も含め厳正に対処する」と宣言しています。京都大学当局は11月27日に行われた熊野寮祭企画「時計台コンパ」に対し、構内に警察を引き入れて弾圧しました。本日の集会においても「法的措置」として警察を導入することが予想されます。
本来、学問の自由を守るための大学自治の観点から、安易に司法権力に頼るのではなく、まず学内における対話や交渉が行われるべきです。しかし京都大学当局は一切の対話・交渉を行うことなく、役員会の独占する施設管理権を盾に一方的な規制や弾圧の強化を行なってきました。「時計台コンパ」における「建造物侵入」や本日の集会における「迷惑行為」は、京都大学内の施設管理の問題であり、京都大学当局による一方的な規制強化と弾圧に根拠があります。一切の責任は、対話・交渉を拒否する京都大学当局にあるのです。
もともと、京都大学において学内に警察を引き入れる際は、京大生の全員加盟制自治会である同学会が立ち合いを行い、事前または事後に説明会を行うことになっています。しかし昨今の弾圧の激化に伴い、こうした手続きは無視され続けています。私たち同学会中央執行委員会は大学自治を守る立場から、京都大学当局に対して本来「学内ルール」であったはずの警察導入に関する手続きを遵守すると同時に、警察導入の是非について学生との交渉の場を設けるよう求めます。もし一方的な警察導入を行うのであれば、断固抗議します。
以上
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