京大当局がコロナ11項目要求の受け取りを拒否! 5・1デモで反撃しよう

2020/04/28

ブログ 処分・弾圧

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京大当局がコロナ11項目要求の受け取りを拒否!

先日、同学会執行委員会名義で『新型コロナウイルス感染拡大に伴う京都大学当局への十一項目要求』を作成し、山極総長宛に郵送しました。

ちゃんと届いたかどうか確認するために書留で送ったのですが、なんと「受け取り拒否」で返却されてしまいました!

返却された封筒。開いた形跡はなし。

今の同学会執行委員会は、2012年の全学選挙で冨山候補者団が3042票中2149票の信任を得て再建されたところから始まります。それまでは20年以上に渡って代議員会を開いておらず、公開の会議もない、連絡も取れないなど、ほとんど活動実態がない状態でした。

※ 詳しくは、同学会の再建過程(2012年)を参照。

しかし京大当局は新たな執行委員会を再建した直後に『平成24年6月22日付告示第5号』を発表し、「今回行われた選挙は、同学会規約に則って行われた選挙であるとは認められない。今回選挙を行った団体が、同学会の役員等を名乗って、活動し、何らかの要求をしてきた場合も、これを認めることはない」としました。

以来、京大当局は私たちの同学会執行委員会を「偽物」として、申入書の受け取りを含む全ての窓口対応を拒否するようになります。また、根拠となる告示第5号への抗議に対しても、「大学として決定したことだから」として一切反論を受け付けませんでした。それどころか、窓口で「関係者」と判断された人物は、たとえ有志であっても対応を拒否されるというとんでもない状況になります。

ぶっちゃけ同学会規約なんて全部守られたことは歴史上一度もないと思われる上、常設機関で最高意思決定機関である代議員会すら数十年開いてない連中を「本物」と主張して保護している時点で、当局の思惑はお察しなわけですが。京大当局からしてみれば、自治会なんて動いていない方がありがたいわけです。同学会は本来総長との団体交渉権を持っているので、なおさらです。

同学会執行委員会への京大当局の対応

しかし今回はじめて郵送で申入書を送りましたが、まさか受け取りの時点で拒否されるとは・・・。封筒を開けた形跡すらなく、おそらく郵便屋さんが持ってきた段階で受け取り拒否したものだと思われます。

普通は窓口なんだから受け取った上で判断するものでしょう。しかし同学会に対しては郵便屋さんが持ってきた段階で一職員が即座に拒否できるほどに、弾圧対応が徹底されているということです。はっきり言って異常です。てか山﨑って誰だよ! 所属とフルネームくらい書きなさい!

以前は窓口に行っても受け取られないので、「上に届けるように」と言い含めてカウンターに放置して帰ってました。あるいは、集会の場に来た瀧本学生課長のポケットに要求書を突っ込もうとして「何をするんだー!!!」と勢いよく跳ね除けられ、要求書を他の職員に踏みにじられたこともありました。

ちなみに京大当局は署名も受け取りません。反戦バリスト弾圧の際は、処分撤回を求める署名が1万筆集まりましたが、断固受け取りを拒否されました。1万人の学生・市民の肉筆のサインを。普段「市民から苦情が」うんぬんと語って規制強化をしようとするのに、いざ市民の声を集めても対応しないわけです。

以前「東電ですら原発反対署名を受け取るぞ」と言ったら「東電さんとうちは違う」と言われたことがありました。流石「自由の学風」京都大学。常識が通用しない。そして「自由」は当局限定。

今回書留で受け取り拒否されたので、次は内容証明で送ってやろうかと思いましたが、残念ながら内容証明でも拒否できるようです。窓口に置いてくるか、京大内の掲示板に公開要求として貼り付けるか、そのあたりでどうにかしないと。

京大当局は学生を納得させる論理がないから暴力に頼っている

・・・とにもかくにも。京大当局は何が何でも学生の意見を、特に私たち同学会執行委員会を封殺することに執念を燃やしています。それもそうで、そもそもまともに受け答えする論理を京大当局は持っていないのです。このかんの規制や弾圧は政府・文科省の受け売りでしかないので。(国立大学法人化を経て文科省の介入圧力が強まっている)

実際、京大当局が情報公開連絡会(副学長が直接学生に説明していた)を無くして代わりに導入した学生意見箱を見てみれば、まともな返答なんてほとんどありません。特に規制強化や弾圧に関わるものについては顕著です。

そしてその無論理状態で団体交渉でも開こうものなら、学生を納得させる内容がまるでないので、怒りを買って数の力で圧倒されてしまいます。実際、いろんな大学の歴史を見れば、大学当局が譲歩する瞬間は大抵団体交渉か、もしくは団体交渉が決裂したあとのストライキを受けてです。要求を受け取って交渉する「場」を奪うことで、京大当局は何とか大学支配を維持している状況なわけです。

逆に言えば、学生が大勢集まって物申してくることを警戒しているからこそ、ここまで理不尽に頑なな対応を取るわけです。

コロナ情勢だからこそみんなで行動しよう!

このコロナ禍の中で色んな権利が「自粛」を強いられています。政府は「3つの密が重なるところ」を避けるように言いつつ、「不要不急の外出を控えろ」という曖昧な言葉であらゆる活動を自粛するよう求めています。

たちが悪いもので、「こういう場所・場合が感染リスクが高いからこうするべき」という具体的な話をエビセンスを引いて示してくれれば、人々の側も具体的な感染対策を自分たちで施しながらある程度の活動ができるのですが、曖昧な言葉を使うことで危機感だけ煽り、人々を自らの行動を無限に制限していく方向に誘導しているのです。

こうして感染リスクに関する認識の差で人々が分断され、さらに地域の団結や労働組合・学生自治会などが解体されてきたがゆえにまともに対策を進めることができず、結局安易により強力な政策、強固な権力を求めるファシズムに傾倒していくわけです。「緊急事態宣言をもっと早く出すべきだった」という意見が多いのは、その象徴と言えるでしょう。

しかし、だからこそ「自粛」ではなく自主管理を貫徹する自治が重要なのです。そして曖昧な言葉で人々を縛り、疫病に便乗して規制強化を進め、一方でまともな対策や補償を放棄する権力に対して団結して声を上げるべきときなのではないでしょうか。

実際、警察国家化はどんどん進んでいます。歌舞伎町では「自粛要請」のために警官が警棒を伸ばして外出者を威圧する(違法!)といったことが行われています。しかも医療現場で不足が叫ばれているN95マスクを警察が使っているという話もあります。

→ 自粛要請のため繁華街で警棒を持つ警官に賛否両論の声が話題に

私たち同学会執行委員会は、「11項目要求」の実現に向けて、5月1日メーデーと立て看板規制2周年に合わせて京都三条四条でデモンストレーションをします。みなさんもぜひ参加してください!

5/1 京都緊急デモの要項

大学・政府は「コロナ対策」を口実にするな! 規制反対、対策と補償を!

 ◆ 京都大学当局は社会的責任を果たせ
 ◆ 「自粛」強制ではなく学生の自主管理を
 ◆ 立て看板規制2周年に抗議する
 ◆ 改憲=緊急事態条項導入を許さない

 12:00 三条大橋下 西側河原集合
 12:30 デモ出発(円山公園解散)
 主催: 京都大学全学自治会同学会 執行委員会

 ※ 感染対策としてマスクを配布し、1.5m間隔で行進します。

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運営会議(※)
 2月9日(火) 14:00〜
 ※ 参加・見学希望者はDM・メールで連絡をお願いします。

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